今日は僕が大好きなMTGカード、「Helm of Obedience」について語りたいと思います。
1996年に発売されたアライアンスに収録されたレアカード「Helm of Obedience」。
ウィザーズ社が公式に再版を禁止している、再録禁止カードです。
後から詳しく説明しますが、独特の効果を持つアーティファクトで、現在もレガシー環境で使われているカード。
MTG復帰当初から今に至るまで、ずーっと愛用しているこのカードの魅力をぜひ知って欲しいと思い、記事にしてみました。
「Helm of Obedience」について興味のある人、レガシー環境のカードや古いMTGのカードに興味のある人はぜひ最後までお付き合いください!
再録禁止カード、「Helm of Obedience」とは?
再録禁止カードに指定されている4マナアーティファクト、「Helm of Obedience」の効果は下記の通り。
Helm of Obedience
無色4マナ
アーティファクト
(X),(T):対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚切削する。その後、これにより墓地にクリーチャー・カードかカードがX枚置かれるかするまで、この過程を繰り返す。この方法によりクリーチャー・カードが1枚以上墓地に置かれたなら、Helm of Obedienceを生け贄に捧げ、それらのうち1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。Xは0にできない。
MTG wikiより引用
ライブラリー破壊と相手クリーチャーのコントロール奪取ができるアーティファクトです。
分かりやすくするとこんな感じ。
- Xマナ払ってタップ(Xは0以上)
- 相手のライブラリーからカードを1枚墓地におく
- クリーチャーかカードがX枚、墓地に置かれるまでそれを繰り返す
- クリーチャーが出たらそれを自分のコントロール下で場に出す
この③の部分が重要で、「虚空の力線」などで墓地にいくはずのカードを追放できる効果のカードと組み合わせると相手のデッキを全て追放することが可能になります。
「Helm of Obedience」と「虚空の力線」2枚の、”ヘルムヴォイド”というコンボでレガシー環境で現在も活躍中です。
コンボが決まれば相手のライフに関係なく勝ちって気持ちいいですよね。
初代ポケモンで例えるなら、サイドンの”つのドリル”が決まった時くらいの爽快感が味わえます。
「Helm of Obedience」の使い道と使用されるデッキ
実際に「Helm of Obedience」はどんなデッキに使用されているのか?
最近好成績を収めていたデッキで「Helm of Obedience」が採用されていたデッキを調べてみました。
リアニメイト系のデッキ
墓地を活用するコンボデッキ、リアニメイトのサイドボードに「Helm of Obedience」と「虚空の力線」が採用されています。
速度も速く、強力なリアニメイトデッキですが、墓地を対策された時に成す術がなくなる可能性がある、リアニメイトデッキのもう1つの勝ち筋となりえますね。
リアニメイト系のデッキ自体がレガシー環境では比較的安めのデッキなので、作りやすいのが嬉しいポイント。
僕も使っていたんですが、相手がガッチリ墓地対策してきたときほど、ヘルムヴォイドコンボを決め手勝てたときは爽快です。
メインから「Helm of Obedience」を採用した『黒単デプス』
メインデッキからヘルムヴォイドを搭載しているのが『黒単デプス』ですね。
ヘルムヴォイド以外にも20/20飛行・破壊不能という鬼スペックのクリーチャーを場に出せるデプスコンボも内蔵したデッキ。
モダンホライゾン2で登場した「ダウスィーの虚空歩き」が活躍するデッキでもあります。
こちらも一部のカードを除けばだいぶ安価に構築できるデッキなので、もしよかったらデッキレシピも見てみて下さい!
神託者コンボ(ジェイスラッシュ)
「タッサの神託者」によるコンボをメインに据えた「信託者コンボ」でもメインから「Helm of Obedience」が採用されたデッキがレガシーリーグで5-0を達成していました。
僕も最近このコンボにメインから「Helm of Obedience」を入れたデッキを使ってます。
欲しいカードは一通り手に入ったらこのブログで紹介しようと思うので、もしよかったら引き続きチェックしていただければ幸いです。
「Helm of Obedience」の魅力とは?
レガシー環境で現役活躍中の「Helm of Obedience」。
僕が感じてる「Helm of Obedience」の魅力は、
- オールドマジックを感じさせるイラスト
- 長いテキストと不思議な効果
- 再録禁止だけど高すぎない
という部分です。
イラストをもう一度見てみて欲しいんですが、この何とも言えない雰囲気のイラスト、すごく昔のMTG感を感じませんか?
そして初見ではまずわからない効果と理解させる気があるのかわからない長いテキスト。最高。
再録禁止なんですが、1枚6,000円程度から購入と再録禁止カードの中では良心的な値段なのもうれしいところですね。
僕も復帰初期から使っている思い入れのある1枚で、最近はこのカードを活用できるデッキを探しては組んでみてます。
みなさんも、もしよかったら一緒に「Helm of Obedience」を使って相手のライブラリーを全て追放してみませんか?
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!