2023年春、読書ブームが到来してます。
睡眠導入剤としてスマホでPrime Readingを活用するようになってから、読書熱がすごく上がってる気がする。
数年前にスマホ脳を読んでベッドにスマホを持ち込まないようにしようと頑張ってたんですが、結果挫折してマンガを読み、夜更かししてしまうという負のループから脱却しつつあります。
さて、今回読了したのもPrime Readingで無料で読むことができる1冊、『読む力 最新スキル大全』。
とにかくRSSリーダーに関する学びのインパクトが大きかったです。
この記事では”なぜRSSリーダーを使うのか?”と”RSSリーダーの使い方”をメモしておくのと、全体のざっくりした感想をまとめておきます。
『読む力 最新スキル大全』はどんな本なのか?
まず『読む力 最新スキル大全』についての基本情報は下記の通り。
著者 | 佐々木 俊尚 |
価格 | 1,760円(税込) |
発行日 | 2022年1月28日 |
出版社 | 東洋経済新報社 |
“書籍・ネット・SNS・ニュース・有料メディア”など、情報が氾濫している現代。
2022年時点でフリージャーナリストの著者が実践している”読み方”を公開して、知識を自分の人生を豊かにする”知肉”とすることを目指している1冊です。
読み方だけでなく、”読んだ後どのように記録するのか?”、”情報を整理するためにどのようにタスクを管理するのか?”なども著者の実践が紹介されています。
SNSでなんとなく社会動向などをチェックしがちな僕の様な人には気付きの多い1冊になるのではないでしょうか?
2023年にオワコンと言われているRSSリーダーを使い始めた。
RSSリーダーとは、RSSに対応しているWebサイトやブログの更新情報を自動的に入手できるもの。
最近はSNSなどで情報収集する人が多くなったことから、衰退の一途を辿っているようですね。
僕は今まで1度も使ったことがありませんでした。
そのメディアの情報がどれくらい偏っているかを把握する重要性
今回RSSリーダーを導入したのは、『読む力 最新スキル大全』の中で”情報を選ぶ”時に重要と言われていた、
“メディアの情報がどれくらい偏っているかを把握する”
ということに大きな気付きを得たからです。
新聞を例にすると、
(左寄り)朝日←毎日←日経→読売→産経(右寄り)
というよう感じで、扱う記事は一緒でも内容は結構変わっています。
最近、僕のメインの情報源はTwitterなどで面白そうな見出しのニュースを見ることだったんですが、SNSから得られる情報は気づいたら偏ってるんですね…。
ふと思い出したのが、職場のおじさんのYoutubeをさわった時、自分のYouTubeで検索した時と全然内容が違ったこと。
物事は正解があることの方が少なく、様々な事柄が複雑に絡み合っているということの縮図だったのかなぁと思い返しました
情報の収集方法を考えないと、偏った知識ばかりを持ってしまうって結構怖いことじゃないですか?
そこでRSSリーダーの出番なのです。
RSSリーダーなら良質な”プル情報”を得られる
『読む力 最新スキル大全』では、情報を”プッシュ情報”と”プル情報”に分けています。
プッシュ情報は、自分が受動的でも受け取れる情報(情報からこちらに来てくれる)。
プル情報は、自分が能動的でなければ読めない情報(情報をこちらから探す)。
RSSリーダーは、自分が能動的でなければ読めないプル情報の収集に最適なツールなのです。
自分が登録しているサイトの更新情報を知れるRSSリーダーなら、情報の配信元が分かっているのでどのくらい偏っているかを知った上で情報にふれることが可能になります。
衰退したとはいえ、世の中にはまだ様々なRSSリーダーが存在しているようです。
その中で著者が推していたのが”Feedly”でした。
使い始めたのは”Feedly”と”Pocket”
とりあえず著者が推しているRSSリーダー、”Feedly”を使ってみることに。
見た目もなんかオシャレだし、英語版しかないけど直観的に使えるインターフェイスがいい感じです。
とりあえずお試しで無料版を使ってみてますが、無料版でも全然いい。
“福祉・介護”、”興味があること”、”ニュース全般”で分けてよく見ているサイトを思いつく限り入れました。
Feedlyと一緒にリーディングリストを管理できるPocketも使ってみてます。
具体的にはこんな感じ。
- Feedly…見出しをチェックして気になるものをPocketへ
- Pocket…記事を読んでアーカイブへ、特に気に入ったものはお気に入りへ
なんとなーく開いていたTwitterがFeedlyに置き換わってます。
長続きするのかは要経過観察です。
その他気になったことをまとめておく。
正直RSSのインパクトが強烈で他の印象が薄いんですが、気になったことをまとめときます。
- 本屋の価値は良著に巡り合えるかどうか。
→好みがあるから自分にあった店を探す - 自己啓発本はたいてい『後だしジャンケン』。
→そもそもビジネスや人の生き方に正解なんてない - 本は電子書籍がおススメ
→いつでも読める・安い・壊れない。 - 「学び」の本質は様々な知識を統合して自分の人生を少しでも豊かにすること
電子書籍、ほんとに便利ですよね。
Prime Readingのおかげでお金をかけずに本を読める。いい時代になりましたね…。
最近はちょっとkindleも欲しいなぁと悩んでます。
ただ、電子書籍が安いと書かれていたのには疑問が残りました。
リセールバリューを考えると最新の本は紙で買ってすぐ売った方が安い気がします。
個人的に後半のタスク整理と仕事術は肌に合わなかったので、かなり流し読みになっちゃいましたが、実際に著者がやっていることだと説得力があって面白い1冊でした。
以前将棋の羽生さんが「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれた。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きている。」という話をしていたと聞いたことがある。
情報が氾濫している現代でどんな情報を選んで生きていくのか?
偏った知識を押し付ける人間にならないよう、気を付けていきたいなぁと思いました。
『読む力 最新スキル大全』、Amazonプライム会員なら無料で読めるのでこの機会に読んでみてはいかがでしょうか?
それでは今日はこのへんで。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
あと、僕がどんな本を読んできたのか気になる人はこちらをご覧ください。