「ヴェールのリリアナ」が再録となったMTGの新セット、”団結のドミナリア”。
他のカードでも強化されたおかげか、黒がかなり強力な環境となっていますね。
今回は2022年9月、ローテーション後のスタンダード環境のイベントで好成績を残している『黒単ミッドレンジ』を紹介します。
スタンダードの優良な神話レアやレアカードをふんだんに使っているデッキなので、テーブルトップでもMTGアリーナでも構築にはかなり手がかかりそうなデッキ。
ですがその分、カードパワーは強力なデッキなのでかなり楽しめるデッキだと思います。
あと下環境でも通用しそうなカードも結構あるので、黒が好きな人は集めて損がなさそうなカードが多いのも魅力的ですね。
それでは早速、デッキリストからご紹介していきます。
MTGスタンダード環境の『黒単ミッドレンジ』のデッキレシピ
【ここから下をコピーしてMTGAのデッキの[インポート]ボタンを押すとデッキが作成されます】
デッキ
2 ヴェールのリリアナ (DMU) 97
2 不笑のソリン (VOW) 131
4 進化した潜伏工作員 (DMU) 93
4 墓地の侵入者 (MID) 104
2 黙示録、シェオルドレッド (DMU) 107
4 しつこい負け犬 (SNC) 97
4 絶望招来 (NEO) 101
2 魂転移 (NEO) 122
2 切り崩し (DMU) 89
2 冥府の掌握 (MID) 107
3 勢団の銀行破り (NEO) 255
3 食肉鉤虐殺事件 (MID) 112
3 廃墟の地 (THB) 242
1 廃墟の地 (MID) 262
20 沼 (XLN) 268
2 見捨てられたぬかるみ、竹沼 (NEO) 278
サイドボード
2 切り崩し (DMU) 89
2 ヴェールのリリアナ (DMU) 97
1 不笑のソリン (VOW) 131
1 魂転移 (NEO) 122
1 食肉鉤虐殺事件 (MID) 112
4 強迫 (XLN) 105
2 真夜中の空、殉至 (NEO) 102
1 寄生性掌握 (VOW) 123
1 未認可霊柩車 (SNC) 246
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デッキ総額は約75,000円!使用レアも多めで構築は大変かも…
テーブルトップ
Wisdom Guildでデッキに使われているカードの金額を調べたところ、デッキ構築にかかる費用は約75,000円でした。
構築価格的にはモダン級の価格となってますね。すごい。
ちなみに一番高額だったカードは”イニストラード:真夜中の狩り”の神話レア、「食肉鉤虐殺事件」でした。
最近はパイオニアでも見かけることがあります。
スタンダードで使える期間もまだあるし、パイオニアでも活用できそうなので黒がらみのデッキが好きなら持っておきたいカードですね。
それ以外にも”団結のドミナリア”のトップレア、「黙示録、シェオルドレッド」や「ヴェールのリリアナ」等が採用されており、カードパワーもさることながら価格もかなり高額なデッキとなってますね。
今回の『黒単ミッドレンジ』、テーブルトップだけでなくMTGアリーナでも組むのが結構大変そうです。
MTGアリーナ
ということで、MTGアリーナプレイヤーが気になるデッキのレアリティ―内訳も表にまとめてみました。
神話レア | 15 |
レア | 25 |
アンコモン | 11 |
コモン | 4 |
基本地形が多い単色のデッキにも関わらず、神話レア・レアの枚数が合計40枚と結構多め。
初心者が構築するには、かなり骨が折れそうなデッキではないでしょうか?
ただカードパワーが非常に高いので、一回組んでしまえば今回の環境をかなり楽しめそう。
単色なのでデイリークエスト消化にうってつけなのも嬉しいところです。
まだ今回のスタンダード環境の黒いデッキを作ってない人は、このデッキでデイリー消化もよさそう。
新スタンダード環境の『黒単ミッドレンジ』で気になるカード
“団結のドミナリア”のトップレア2枚がすごい。
2022年9月に発売となった新セット、”団結のドミナリア”。
トップレアの「黙示録、シェオルドレッド」がかなーり強力ですね。
4マナ4/5接死持ち、カードを引くたびにライフアドバンテージを得られるとメリットてんこ盛りな1枚。
20年前の黒のクリーチャーなら4マナ4/5接死だったらデメリットが付いていたんじゃないかなぁと考えると、クリーチャーのインフレを感じますね…。
そんな話はさておき、4マナとマナコストも重くないので扱いやすいし、雑に出してもライフを削れるのでかなり強力な印象です。
現在1枚5,000円以上していますね。
黒系のデッキの人気を考えると、今後もしばらくこのくらいの価格で落ち着きそう。
これに加えて”団結のドミナリア”では「ヴェールのリリアナ」が再録されています。
モダンやレガシーなどの環境でも活躍するほどの強力PWが、スタンダード環境に戻ってくるとは思ってませんでした。
この前に発売された”ダブルマスターズ2022″で再録されるのかなーと予想したのは、僕だけじゃないはず。
どの能力も強力で、腐ることの少ない超優良PW。
再録で値段が落ちて現在5,000円ほどですが、こちらは落ち着いたら値段がまた上がるんじゃないかなーと予想してますが、どんなもんでしょうかね?
難にせよ、黒の超強力カードが収録されている”団結のドミナリア”。
黒が好きな人にはかなりアツいセットだと思うので、ぜひ開封を楽しんでみて欲しいですね。
現環境の黒、クリーチャーも呪文も強力
上で紹介した高額かつ超強力なカード以外にも、新スタンダード環境にはかなり強力なカードが揃っています。
まずクリーチャー枠には、「しつこい負け犬」や「進化した潜伏工作員」。
どちらも序盤から展開しつつ、ドローソースとなることができるのが強力ですね。
調べてみたら、どちらも500円以上していて、現環境の黒のカードパワーの高さを感じました。
呪文でも”団結のドミナリア”で登場した黒のアンコモン「切り崩し」がかなりやりよるなぁという印象。
スタンダード環境以外でもかなり採用されそうじゃないですか?
場合によっては「致命的な一押し」より強い場面もありそうだなぁと感じる1枚です。
あと今回の『黒単ミッドレンジ』で一番高額だったカード、「食肉鉤虐殺事件」もあることを考えると現環境の黒はかなり強力ですね。
多色のデッキに刺さる「廃墟の地」
“団結のドミナリア”で”版図”が復活したりしているので、多色のデッキも環境に結構出てきそう。
そんなときに活躍しそうなのが「廃墟の地」ですね。
「廃墟の地」があることで、多色デッキで怖い”色事故”を狙って土地を割っていくことが可能になります。
スタンダード環境にある限り使いそうなカードなので、安価な時に揃えちゃいたいカードですね。
高額だけど超強力な新スタンダード環境『黒単ミッドレンジ』!
テーブルトップでもMTGアリーナでも高額で構築が大変な、『黒単ミッドレンジ』。
高額な分、カードパワーの高いデッキなのでさわっているととても楽しいデッキだと思います。
あと、スタンダード以外でも活躍するカードも多そうなので、今後黒で長く遊んでいきたい人、黒が好きな人にもおススメです。
大変だと思いますが、気になる人にはぜひ遊んでみて欲しいデッキです。
このブログでは、このデッキ以外にも様々なデッキを紹介していますので、もしよかったらこちらもご覧ください。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!