「海外のネットレーベルからどうやってリリースするの…?」
「どういう繋がりでリリースすることになったの…?」
という質問を頂くことがあったので、記事を用意しました。
僕が海外のネットレーベルからリリースした経験をお話した後、メリットやリリースするためにやるべきことを説明していきます。
音楽活動の幅を拡げるヒントになると思いますので、最後までお付き合いいただければ幸いです!
ネットレーベルとは?どんな意味があるの?
「そもそもネットレーベルって何…?」
という人のためにネットレーベルについて説明すると、
- インターネット上で運営インターネット上で運営されているレコード会社
- 会社といってもアマチュアでやっている人がほとんど
- Bandcamp等でレーベルの雰囲気に合わせたアーティストの作品をリリースしている
- ネットレーベルからリリースする場合、いくらかの手数料がかかる
というものです。
「わざわざ手数料を払ってネットレーベルからリリースする必要あるの?」
とリリースするまでは思っていたんですが、リリース後には手数料分のメリットを感じることができました。
海外ネットレーベルからリリースする流れ
以前僕はポーランドのネットレーベルからアルバムをリリースしました。
(ポーランドのオンラインレーベルが倒産したため、リンク先のリンクが切れています)
実際に僕がポーランドのBytedollRecordsからリリースしたときの流れをざっくり紹介すると
- レーベルオーナーからコンピに誘われて参加
- アルバム作成の誘いをもらう
- リリース日の調整
- ジャケット作成の依頼
- 音源データとジャケットをレーベルに提出
- リリース日までレーベルと自分で宣伝
- リリース
という感じ。
レーベルが倒産したため、現在は自分のBandcampのページで販売を継続しています。
下の再生ボックスで試聴することができるのでお聴きください!
海外のネットレーベルから作品をリリースするメリット
海外ネットレーベルが宣伝してくれるので新規リスナーの獲得につながる
レーベルが自分の作品を宣伝してくれるので、新規リスナーの獲得に繋がります。
音源販売サイトのBandcampは国外で広まっていることもあり、自分のbandcampのページでリリースするよりも多くの人が僕のCDを購入してくれました。
レーベルだけでなく、同じレーベルからリリースしているアーティストも作品を紹介してくれて、アーティスト同士の繋がりを得ることができたのも嬉しかったです。
色々な手続きを海外ネットレーベル側が担当してくれる
bandcampのリリース作業やCDの発送手続き等の事務をすべてレーベル側で行ってもらえます。
音源データとジャケットをレーベルに提出した以降は、売上分が自動で振り込まれてくるようになっていました。
レーベルで時期になったらセール等をして販促活動をしてくれて、売り上げが継続されていたこともメリットだったと思います。
わずらわしい事務を任せることで、作曲や好きなことに時間を使うことができますよ!
海外ネットレーベルからの繋がりでイベントやコンピに誘ってもらえる可能性が上がる
yukkeromの活動のまとめでも書きましたが、2020年にシンガポールとイギリスの配信ライブに参加しました。
これらのライブに誘ってくれた人達も、ポーランドのレーベルのリリースを購入してくれた人たちでした。
また、他の海外レーベルからコンピのお誘いをもらうこともできたので、海外のネットレーベルからリリースすることで、活動の幅が結構広がった感じがします。
海外ネットレーベルからリリースするための方法
ここまで海外のネットレーベルからリリースするメリットをお伝えしましたが、
「海外に知り合いなんていないし、どうすればリリースできるの?」
という人にお伝えしたい、リリースするための方法を説明していきます!
直接海外ネットレーベルに音源を送る
海外のネットレーベルから音源をリリースしたいなら、レーベルに直接音源を送って連絡を取ってみましょう!
以前レーベルのオーナーと連絡していた時に、
- 日本のアーティストの音源はいいものが多い
- でも、言葉が違うから誘っていいのか迷っている
- アーティストから連絡をくれれば”英語でのコミュニケーションが取れる”ことがわかるから安心してリリースできる
という話をしていました。
ちなみに僕は英語を話せません。(大学では中国語しか勉強してないので高校レベルの英語)
ですが、海外レーベルでの
- コンピレーションアルバムへの参加3回
- フルアルバムリリース
をGoogle翻訳で切り抜けてきました。
正直なんとかなります!必要なのは勇気だけです!レッツチャレンジ!
ネットレーベルのオーナーに見つけてもらうためにSoundCloudに定期的に曲を投稿する
「直接連絡するのは怖いなぁ…。」
という人は海外勢も多く使っているSoundCloudで曲を投稿してネットレーベルのオーナーに見つけてもらいましょう!
自分は著作権があってサブスクに登録できない曲などをアップロードしています。
SoundCloud自体もSNSの機能を有しているので、定期的に音源を上げると、作曲の依頼などの案件がくることもありますよ。
SNSで曲を作っていることを海外ネットレーベルに発信する
いろいろなSNSを活用して、“自分は活動中ですよ!”ということをアピールしてみましょう。
Twitter、instagram、Discordなど、余裕があれば複数のSNSでアーティストアカウントを作って動画などを上げることをおススメします!
ただし、商用はだめといっても商用したり、変な依頼者もいるので注意は必要です。
“Reddit”で自分の曲を紹介して海外ネットレーベルに宣伝する
海外の5ch的な位置づけであるRedditのchiptuneコミュニティに投稿するのも、有効です。
以前SoundCloudで再生数が急に上がった時がありました。
流入先を調べてみると、Redditからの流入の様子。
ニッチなジャンルであればあるほど、名前を出す機会が重要ですので一度投稿してみることをおススメします!
海外ネットレーベルからリリースするメリットは大きい!
海外のネットレーベルからリリースすると、手数料を取られてしまいますが、様々な恩恵を受けることができます。
- 海外ネットレーベルからリリースすると、新規リスナーの獲得などのメリットがある
- 他の海外勢にも活動が伝わるので、活動の幅が広がる可能性がある
- リリースするためにいろいろな働きかけ方がある
あとネットレーベルとはいえ、海外でのリリース経験があると興味を持ってくれる人も多いです。
もし海外リリースについて質問がある人がいれば、ツイッターのDMで質問いただければ可能な範囲でお答えします。
この記事がみなさんの音楽活動のお役に立てば嬉しいです!