2025年11月末、自分の肛門と戦う。

「35歳を超えると身体にガタが来るよ。」

誰に言われたかは覚えていないが、妙に残っている言葉である。

ところが37歳に差し掛かった最近まで、その実感はほぼなかった。

そんな自信が、11月末の最終金曜、トイレで崩れる。

排便時の“謎の違和感”。

ずーっと便意がある感じ。

おしりの奥に、違和感が居座っている。

たまに同じ感覚はあった。

今回もすぐ収まるだろう——そう思って土曜を迎えたら、起きた瞬間から違和感はむしろ増量。

朝イチの子どものクリスマス発表会も、終始そわそわ。

夜はyukkeromのライブ。

ステージに立てばアドレナリンで何も感じない。

やっぱりライブは全部を回復させてくれる——と浮かれた数時間後、肛門が劇的に痛い。

歩くたびズキズキ。これはダメなやつだ。

それでも便意は来る。

トイレを済ませ、おしりを拭いた瞬間に気づく。

「いる」

いつもの感覚じゃない。

何かが“いる”。

最近すっかり相棒のChatGPTに相談したら、どうやら“脱肛”というやつらしい。

長時間のトイレ、過度の腹圧をかける筋トレ、座りっぱなし。

原因に心当たりしかない自分が悲しい。

さらに相棒は、「はみ出したやつは自分で戻せることもある」と教えてくる。

おしりに押し込む……?

超怖い。

土曜は寝て回復を期待してスルー。

結果、日曜も変わらずヤバい。

観念してワセリンとビニール手袋を用意し、深呼吸して、やる。

入れた。

全部、入れた。

そのまま日曜はULTIMALAでライブ。

やり切った直後、また“ひょっこり”出てる気がして早めに退散。

横になっていたら、自然に落ち着いてきた。

月曜は拍子抜けするほど普通に終了(ただし排便は最短で切り上げ。怖すぎる)。

ひとまず脱肛騒動は終戦。

ただ、思い返すと以前から軽い兆候はあったのだろう。

結膜炎もあったし、生活習慣が身体の異変に直結する年齢になった実感がある。

37歳手前、ここからは“丁寧”をデフォルトにする。

長居しないトイレ、無茶しない腹圧、座りっぱなしを刻んで断つ。

体は使い捨てじゃない。

今回は恐怖と反省と、少しの安堵。

次は、もう少し賢くやる。

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