先日の記事でお伝えしたレガシーのデッキ、レインボーデプス。
この記事の中でうまくまとめることができなかったデッキ内のカード、「もみ消し」の使い方を調査してまとめました。
デッキの記事に追記することも考えたのですが、もみ消しの効果自体も複雑だったのでカード自体についての理解を深めるためにも改めて記事を作成することに。
もみ消しのプレイングに興味のある人は最後まで見ていただければ幸いです!
もみ消しとは?
もみ消しはレガシー・ヴィンテージ・EDHで使える青のインスタントです。
初出は2003年にリリースされたスカージ。
価格は2021年4月29日現在で1,500円程度ですね。
特殊な打消し呪文なのでレガシーで青をプレイするなら4枚そろえておきたいカードです。
どんな時にもみ消しを使う?
レインボーデプスに限らず、もみ消しを使うタイミングを考えてみました。
相手のフェッチランド起動時
相手のフェッチランドの起動型能力を打ち消すことで、実質的に相手の土地を破壊しています。
土地カードが20枚以下というデッキも少なくないレガシー環境において土地破壊はかなりのテンポロスですね。
相手の不毛の土地破壊起動時
不毛の大地の土地を破壊する能力ももみ消しで打ち消すことができます。
相手だけ土地が一枚減るのでこの場合もアドをとっていけますね。
霊気の薬瓶のカウンターを置くタイミング
霊気の薬瓶(通称バイアル)のカウンターを置く能力を打ち消すと、相手のテンポロスに繋がります。
滅殺やドローなどのクリーチャー能力
「1ターンしのげば勝てる!」
という場合には江村さんやグリセルブランドの能力を打ち消すのも面白いですね。
奇跡カードを公開したタイミング
MTGルールの702.93.aにある奇跡能力ももみ消しの対象。
奇跡呪文は総じて通常コストは高いので、奇跡能力を使わなければ唱えることは難しくなります。
パイオニアで禁止になった時を解す者、テフェリーが場にいる状態だと打てないですが奇跡呪文に対してももみ消しは有効です。
「相殺」や「行き詰まり」に打つと再度誘発してしまう。
「行き詰まり」や「相殺」は打ち消しても再度誘発するのでもみ消しを打っても再度能力が誘発してしまいます。
呪文をプレイする度に効果が誘発するものにはもみ消しは打たないほうがいいんですね。
レインボーデプスでのもみ消しの活用方法は?
様々な場面で使うことができるもみ消し、レインボーデプスでの使い方を改めて考えてみようと思います。
不毛の大地対策
レインボーデプスのデッキリストを見てもうとわかるのですが、レインボーデプスには基本土地が一枚も入っていません。
しかもキーカードの暗黒の深部と演劇の舞台は両方とも土地なので、不毛の大地はレインボーデプスに対する大きな脅威といえます。
前述のとおりですが、土地を破壊する能力を打ち消すことができるもみ消しはその脅威への対抗手段と考えられますね。
バウンス対策
暗黒の深部の能力で場に出るマリット・レイジは破壊不能、飛行の20/20の伝説のクリーチャー。
破壊不能というだけなので、追放やバウンスについては対象。
なのでカラカスやちらつき鬼火といったカードによって除去されてしまいます。
これらが場に出るとかなり状況が厳しくなってきます。
それらの能力を保護するためにもみ消しを使うことが考えられますね。
また、ちらつき鬼火はデスタクでの採用率が高いこともあり、前述のバイアルへのもみ消しも有効です。
プレインズウォーカーの能力からの保護
あまりそういった場面は目にしませんが、プレインズウォーカーの能力ももみ消すことができるので、
こういったカードにも有効ですね。
ヴェリアナやカラカスの能力は何度も飛んでくることも考えられますが、マリット・レイジが場に残っていればライフを削り切れるので1ターンの延命が勝敗を分けてきます。
複雑なプレイングだけど強力な呪文!
能力を打ち消すという特殊な打消し呪文、もみ消し。
プレイングについて調べてみるといろいろな使い方があって改めてMTGの奥深さを感じました。
実際に筆者が使っているデッキということもあるので、レインボーデプスのプレイングやそれぞれのカードについての理解をこれからも深めて、記録していこうと思います!
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それでは!