「とりあえずベースを買ったけど、どう練習すればいいかわからないんです…。」
以前ライブハウスでライブをしたとき、ベースを買ったお客さんから言われた一言です。
今日は、
- ベースを買ったけど、どうやって練習すればいいかわからない人
- 自分の練習方法を確立しているが、気分転換に違う練習をしてみたい人
にぜひ最後までお読みいただきたい記事です!
ベースを練習する時に注意して欲しいこと
練習方法・練習曲をお伝えする前に、意識して欲しい3つのことをお伝えします。
弦や弦高など、ベース状態を整える
練習に入る前に、ベースがベストの状態か確認しましょう。
- 弦がサビていないか
- オクターブチューニングはあっているか
- ネックは沿っていないか
- ボディの汚れをしっかり拭いているか
これ以外にも、気になるところがあれば整備してから練習します。
「オクターブチューニングとか、用語はよくわからない…。」
という人でベースを購入してから1年たったりしている人は最寄りの楽器屋さんで一度ベースを調整に出すのがおススメです。
サビた弦を使うと指を痛めてしまったり、オクターブチューニングがあっていないとタブ譜通りに引いても音程が若干ずれてしまったりします。
楽しく練習するためにも、ベースの状態は常に確認するようにしましょう。
あと、僕はボディを拭く時にオレンジオイルを使っています。
柑橘系の香りが嫌いじゃない人にはおススメのオイルです!
集中できる環境を整える
スマホの通知を切って見えないところに置くなど、ベースを練習することに集中できる環境を作りましょう。
練習はただ練習方法をこなしていても、なかなか上達しません。
何が悪いのか?どうすれば上達できるのか?を意識して練習に取り組むことは大事です。
この記事ではおススメの練習方法をお伝えしますが、最終的には”自分にあった練習法”を確立しましょう!
スマホが見える位置にあるだけでも人間は無意識にスマホを意識してしまうそうですので、可能な限り自分の視界からスマホを話すことをおススメします。
自分の練習を録音して聴く
録音する機材(スマホでも可)があれば、自分の練習しているときの音を録音しましょう。
上達への近道は、自分は何が苦手で、何を直せばいいのかを知ることです。
「弾けるようになった!」
と思っているものも、後から聴いてみるとお手本と全然違うことが結構あります。
お手本と比べて何が足りないのかを検討する機会を持つためにも、自分の練習しているときの音は録音するようにしましょう。
おすすめのベースの練習方法
一冊の教則本をやり切る
勉強でもそうですが教則本を一冊買ってそれを何周もしましょう!
どんな教則本もそうですが、何周かしてみると気づくことがたくさんあります。
- フレーズを弾けるようになる
- そのフレーズの良さに気づく
- フレーズへの理解を深める
という流れで、何冊の教則本をやるよりも早く上達できますよ。
BPMを極限まで落として練習する。
スケールの練習や曲の練習をする時、可能な限りBPMを落として練習しましょう。
早く弾けば引くほど、細かい休符やタイミング等がおざなりになります。
遅く弾いて録音してみると、自分の演奏のアラがこれでもかというくらいわかるんです。
メトロノームはわざわざ買わなくてもスマホのアプリ等で大丈夫ですよ!

曲をコピーする時は一部分だけじゃなく、全体をコピーする
「このソロかっこいい!コピーしよう!」
という熱量は大事なのですが、ソロをコピーしたついでに、可能であれば曲全体をコピーするようにしましょう。
何げないAメロのベースラインも1番と2番で違ったり、色々なことに気づくはずです。
縁の下の力持ちになることが多いベーシスト。
そういう細かい技術が、最終的にいいベースを弾くことに繋がります。
ベースを練習するのにおススメの練習曲
Sublime – Santeria
レゲエのベースラインを気持ちよく学ぶならSublimeのSanteriaがおススメです!
西海岸レゲエロックの教科書です。
晴れた日に気持ちよく練習したいときにはこの曲がおススメですよ!
Iron Maiden – The Trooper
あなたが最強の指弾きを求めるなら、Iron Maidenを避けては通れないでしょう。
手元が早すぎて見えませんが、2フィンガー奏法で弾いています。
この速さの3連符をこのアタック感で弾けるのはアイアンメイデンのベース、スティーブ・ハリスくらいでしょう。
指弾きを極めたい人はこの曲をマスターしましょう!
Red Hot Chilli Pappers – Stone Cold Bush
スラップの初歩を学ぶにはRed Hot Chilli PappersのStone Cold Bushが最適でしょう。
途中のスラップソロが印象的な曲です。
ソロが弾けるようになると達成感を感じることができます。
ソロだけでなく、曲全体でスラップを使っていたり、独特のフレージングを使っているので、1曲通してカバーすることをおススメします!
Larry Graham – Pow
まずはスラップの登竜門、Larry GrahamのPowです。
親指から生み出される強力なアタック音が特徴的ですね。
プルをむやみに多用しないグルーヴィーなフレージングは、スラップを学ぶ上で必須科目と言えます。
YouTubeに解説動画が上がっているので参考にしながらコピーして、スラップの極意を学びましょう!
練習時間を有効に活用して、ベースを練習!
ベースの練習についての記事を書いてきましたが、
- BPMを極限まで落とす
- できるなら演奏を録音して振り返って自分の弱点を知る
- 曲が全体をコピーしてフレーズの作り方まで盗む
ということを意識することが上達への近道です!
あとは可能な限り練習する時間を作って練習あるのみ!
みなさんのベース練習が実りのあるものになることを願っています。
それでは!
