【MTG】パウパー環境『ハイタイド（High Tide）』 デッキレシピと忘備録。

久々にMTGデッキ紹介を投稿する。

というのも、最近なかなかMTGをプレイする機会がなかったのだが、友人からパウパーについて興味深い話を聞いた。

それが、2025年3月の禁止制限改定でHigh Tideがパウパーで再び合法化されたことである。

紙とMOのレアリティ差異の歴史をふまえつつ「統一後では初の合法化」という位置づけで、次回アナウンスでの再評価を前提に運用が始まった。

ハイタイドはレガシー環境にも存在する、古のコンボ・アーキタイプ。

デッキ名の由来はキーカードとなる『満潮』というカードの英語名から。

「パウパーでコンボか……」と思う人もいるかもしれない。

確かにレガシー環境よりは不安定だが、土地をアンタップ→追加マナ生成→ドロー連鎖、という動きが可能。

ただし扱いは難しいし、相手の妨害も強く感じるデッキになるだろうから、ちゃんと理解して使いたい。

以下、デッキ構成・戦略などを整理していく。

パウパー環境『ハイタイド』のデッキレシピ

メインデッキ[60枚]

サイドボード[15枚]

パウパー環境における『ハイタイド』の使い方

基本線は《満潮/High Tide》で島が+1マナを出す状態を作る。

その後、《精神のくぐつ/Psychic Puppetry》を連繋（秘儀）して《秘儀/Arcane》呪文に貼り付け、

土地を繰り返しアンタップ→マナを純増→追加ドロー／サーチでコンボを伸ばす。という流れ。

勝ち筋は大きく二択であろう。

この骨組みを前提に、キャントリップ（《定業》）や《深遠の覗き見》や《留まらぬ発想》といった秘儀の密度を確保し、対青系には《万の眠り/Gigadrowse》の複製で青マナを縛ってから始動が基本的な動きとなる。

基本的な流れのまとめも記録しておく。

デッキ総額は約10,200円！Moは約12,000円で遊べる！

最近はパウパー全体の価格がじわっと上がっていて、トップメタは1万円超えが当たり前になりつつある。

そんな中、ハイタイドはテーブルトップ約10,200円で構築可能。

まずまず手が届くラインであろう。

というか、やっぱりパウパー。強力コンボデッキがこの安価で構築できる。素晴らしい。

オンラインなら Magic Online 約$73。

対戦相手をすぐ見つけやすく、時間の融通も利くから、練習や調整の回数を稼ぎたい人にはMO版も十分アリだと思う。

パウパー環境『ハイタイド』で気になるカード

キーカード①《満潮》

島が出す青マナを+1する本体エンジン。

複数枚重ねて解決すると1枚の島から一気に大量マナが出る。

起動ターンの最初に通せるかが勝敗を分ける。

キーカード②《精神のくぐつ》

秘儀呪文に連繋（スプライス）して“土地アンタップ”を貼り付ける要。

《満潮》下で秘儀を唱えるたびに島を起こしてマナを純増、ドローとサーチの鎖を伸ばす起点になる。

キーカード③《万の眠り》

青対面の妨害を封じる切り札。

アップキープに複製で相手の青マナ源をまとめてタップし、カウンターを実質無効化してからコンボに入るのが基本線。

安価で楽しくパウパー生活！パウパー環境の『ハイタイド』！

今回のハイタイド、ざっくりまとめるとこんな感じである。

久々のデッキ紹介は、《満潮》コンボ、パウパー版「ハイタイド」。

2025/3の再合法化で門戸が開き、コンボを回す古典的な快感が、手頃なコストで味わえるようになった。

「回し切る精度」がモノを言うデッキであろう。

注意点は時間管理と妨害の読み。

起動ターンの手順は最短手を体に染み込ませて、相手ターンの《万の眠り》で青マナを縛ってから動く基本を徹底したい。

このブログでは他にも色々なデッキを紹介しているので、もしお時間があればみて見て欲しい。

それでは今日はこの辺で。