10/4はULTIMALAで小樽音楽祭2025、通称あの子フェスに出演。

小樽の雄・カメレオン7主催、会場は小樽随一のライブハウスGOLDSTONE。
開場前に通りかかった人力車のお兄ちゃんいわく、こけら落としは藤井フミヤだったらしい。
さすがの佇まいだし、そういう物語のある箱に立てたこと自体がまず嬉しい。
音響は想像以上。
考えてみればキャパ450人のライブハウスでやるのはおそらく初めてで、鳴らした音が前にも横にも綺麗に伸びていく。
こちらが“こう聴かせたい”と思っていたニュアンスが観客席側でそのまま像を結ぶ感じ。
ステージ上で、音に背中を押される瞬間が確かにあった。
小樽勢からも
「大きいステージのULTIMALA、すごく良かった」
「設備が良いところだとやりたいことが伝わるね」
とたくさん声をかけてもらえた。
素直に嬉しいし、その一言が次の練習の燃料になる。
こういう箱で当たり前のように実力を出し切れるよう、まだまだ精進。
出演バンドはカメレオン7と縁の深い面々で、気付けば年下ばかり。
それでもフランクに話しかけてくれるのがありがたいし、どのステージも手を抜かない。
勢いと工夫が共存していて、観ていて気持ちがいい。
年上として、もっとがっちり“場の重さ”を背負って出たいな、と背筋が伸びた。
イベントは正午ごろから夜の10時ごろまで、まさに音楽祭。
フードはカレー、ザンギ、蕎麦、なめろう。
なめろう以外は全部食べたが、どれも外さない。
合間にちゃんと腹を満たして、またライブに戻る。
この回遊感がフェスの醍醐味であろう。
通しでああいう企画を9回も続けるカメレオン7と小樽勢の底力には、本当に頭が下がる。
尊敬だし、ここからやりたいことにしっかり手を伸ばしていこう、と腹の底からモチベーションをもらった。
GOLDSTONEの広がりのある音場で、ULTIMALAの輪郭が一段くっきりした気がする。
箱に負けない音作り、曲間のつながり、MCの密度。
磨ける場所はまだある。
だからこそ面白い。
声をかけてくれた主催、共演者、観てくれたみんな、ありがとうございました。
次に同じ規模に立つときは、さらにアップデートしたULTIMALAで返したい。
