iZotopeの”Mix & Master Bundle Advanced”を購入した。

長らく使ってきたOzone9を卒業し、このたびOzone11を導入した。

目的はただ一つ。

AIマスタリング機能に頼ってみたかったからである。

今回購入したのは、Mix & Master Bundle Advanced。

セール中につき、クロスグレード価格33,900円(税込)で手に入った。

おまけとは言いがたいラインナップで、Neutron 5やNectar 4 Advancedなどが付いてくる。

お得すぎて、逆に申し訳ない気持ちすら芽生える価格設定であった。

Ozone9時代も、プリセットと勘に頼ってそれなりにマスタリングらしきことはしていた。

しかし、「これで合ってるのか?」という不安は常につきまとっていた。

そんな中、Ozone11が提示してくれたのは、AIマスタリングアシスタントという福音である。

音源を読み込ませて、数クリックするだけで、出てくる音は一言でいうなら「それっぽい」。

迫力があり、バランスも良く、しかも音圧も自然に出ている。

マスタリングに悩んでいる時間が一瞬で消え去る。

これは非常に革命的な体験であった。

また、Neutron 5もこれから作曲で導入予定である。

このソフトは、トラック間のバランスをAIが自動で整えてくれるという優れもの。

今後、過去に制作したLSDJのパラデータに対して、このNeutronを活用してみる予定である。

LSDJ内の音量を整えるにはちょうどよいツールかもしれない。

「ここをもう少し調整してもらえますか…?」と人間のエンジニアにお願いするのが苦手な私にとって、AIとの作業は気を使わず、何度も試せる点で極めて相性が良い。

最終的には全自動で済ませるのではなく、AIの提案を土台にして自分なりの味付けを加えるというスタンスが理想であろう。

私のような、音楽は作りたいけれど対面で細かくお願いするのが苦手なタイプの制作者にとって、Ozone11とNeutron 5は非常に心強い味方であると断言できる。

「技術がなくても、AIがある」

それが今の時代のDTMであろうし、AIの技術には日々感服させられる。

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