最近、体重計の数字が微動だにしない。
ジムにも通い、食事にも気を配っているつもりなのに、体重も体脂肪率もまるで動かないのである。
努力しても成果が見えないとき、人はどうするか?
そう、AIに泣きつくのである。
“ダイエットに最適なマシンメニューとウォーキングマシンのメニューを考えてください。全身法で。”
とお願いしたところ、AIは一瞬で完璧なメニューを提示してきた。
AI、恐るべし。
実際に提案されたメニューは以下の通りである。
AIが提案してくれたマシントレーニング
【全身法マシントレーニング】(週2〜3回/1回30〜40分)
- レッグプレス(下半身全体):12〜15回 × 3セット
- ラットプルダウン(背中・二の腕):12回 × 3セット
- チェストプレス(胸・肩・腕):10〜12回 × 3セット
- アブドミナルクランチ(腹筋):15〜20回 × 3セット
- ローイングマシン(背中・腕):12回 × 3セット
- ヒップアブダクター(お尻・太もも外側):15回 × 3セット
一見して「おお、全部自分が行っているジムにあるマシンだな」と安心したのも束の間、久々に手を出したヒップアブダクターで事件は起きた。
左右に足を開閉する、あの地味なマシンである。
軽い気持ちで追い込んだのが運の尽き。
翌朝、内ももが壊滅した。
椅子に座るたびに呻き声が漏れるし、
階段では一歩ごとに生まれたての小鹿のように震える羽目に。
あれはもはやマシンではなく、静かな拷問機械である。
そして私は思う。
「なぜこのマシンがジムの隅にあるのか?」と。
それは、トレーニーたちの叫びを響かせぬよう、配慮された設計だったのだろう。
ヒップアブダクター、恐るべし。
AIが提案してくれたウォーキングマシンメニュー
【ウォーキングマシンメニュー】(30〜50分/週3回)
- 0〜5分:傾斜2〜3%、速度5.0km/h(ウォームアップ)
- 5〜20分:傾斜5〜7%、速度5.5km/h(脂肪燃焼フェーズ)
- 20〜30分:傾斜8〜10%、速度5.0km/h(心拍維持ゾーン)
- 30〜40分:傾斜5%→2%、速度5.0km/h(クールダウン)
平地を歩いても効かない。
斜面を登れ。
脂肪を燃やしたければ、坂道を歩け。
AIの指示は厳格である。
しかも、高強度にしたい場合は
「2分傾斜10%、1分傾斜3%のインターバル方式を導入せよ」
ときた。
まさかウォーキングでヒーヒー言わされる日が来ようとは。
このようにして始まった新メニュー。
やってみれば充実感もあるし、なにより変化がある。
変化はモチベーションを救ってくれる。
とはいえ、いかんせん身体が悲鳴をあげている。
継続する力=健康を維持する力
実は本日、会食後にジムへ行く予定だった。
しかし風邪が治りきっておらず、筋肉痛は続行中。
そう、調子に乗った36歳の代償は小さくない。
「継続は力なり」と言うが、その前に「健康体であること」が前提条件なのだ。
継続可能な体調管理すら含めてトレーニングと認識すべきである。
今回、筋トレメニューをAIに頼んだこと自体は大正解であろう。
自分では手を出さなかった種目にも挑戦できたし、なにより客観的な提案というのがありがたい。
ブログを見ているあなたも「ヒップアブダクター」にはご注意を。
見た目が地味なものほど、裏に何かがある。
そう思って生きていこうと心に決めた今日この頃。
予定が詰まっているので、次回ジムに行けるのは日曜日。
そこまでには身体を万全の体調に持っていきたい。
筋肉痛が治ったその日が、新しい自分への第一歩である。
頑張れ、我が内もも。