最近、妙なことが起きている。
人の名前が出てこない。
物の名前が思い出せない。
そして何より恐ろしいのは、「今日は何をする予定だったっけ?」という謎の時間が増えていることだ。
脳みその引き出しが、うまく開かないのである。
「あれ、この人の名前なんだっけ…」
「あの映画の名前なんだっけ…」
「午後からの予定なんだっけ…」
こんな会話を自分の中でしている時間が増えた。
まるで記憶が迷子になっているかのようである。
情報渋滞。
ある日、ふと気づいた。
これは「情報渋滞」なのではないか?
そう、脳みそが情報の渋滞に巻き込まれているのだ。
毎日大量の情報が入ってくるのに、それを整理する時間がない。
インプットばかりで、アウトプットが追いついていないのである。
なるほど。脳みそハイウェイで渋滞が起きているわけか
渋滞解消作戦決行。
渋滞を解消するには、道路に入る車の数を減らせばいい。
つまり、脳に入れる情報を減らすことだ。
そこで考えた作戦は次の通りである。
- 情報を入れすぎない – これを意識的に行う。必要な情報だけを取り入れる。
- SNSは極力見ない – 次から次へと流れてくる情報の洪水から脳を守る。
- ウェブブラウザもあまり開かない – 特に広告がたくさん出てくるサイトは要注意。知らず知らずのうちに脳が情報処理に追われている。
- 無理に話に参加しない – 興味のない話題に無理に入ると、余計な情報処理が必要になる。
情報とのほどよい距離感
大切なのは、情報とのほどよい距離感なのだろう。
すべての情報を取り入れようとすると、脳みそはパンクする。
必要な情報だけを選んで入れる。それが「脳みその渋滞解消」につながるのである。
中学生の頃の教室を思い出してほしい。
みんながいっせいに話し始めると、何を言っているのか分からなくなる。
脳みそも同じだ。
一度にたくさんの声を聞かされると、何が何だか分からなくなってしまうのである。
今後、きっと頭の中がすっきりして、大切な記憶がスムーズに出てくるようになるはず。
脳をいたわりながら、日常を過ごしていこうと思う。