大学時代に初めてライブをして以来、ずっと好きな街、函館。
以前住んでいたせいか、なんか肌に合うのだ。
街の空気感がなんだか懐かしく感じる。
函館のライブハウスの雰囲気も独特で、他の街とはどこか違う温かみがある。
とりあえず今回のライブの詳細はこんな感じだ。
2025.4.26(SAT)
函館ARARA
OSMOSIS presents
「Chapter Ⅱ」
【出演】
・不屈の卑屈(東京)
・yukkerom(苫小牧)
・nervouShapes(札幌)
・öwson
・quill
・それが愛だから
OPEN 17:00 / START 17:30
ADV ¥2000 / DOOR ¥2500
(+1D ¥600)

quill – 函館ポストロックの若き旗手
函館の若手バンド「quill」を初めて見ることができた。
函館ポストロック感が最高だったなぁ。
まだメンバーは21歳前後と若いバンドらしいが、その音楽性は既に完成度が高く感じた。
繊細さと爆発力が同居するサウンドは、聴く者を引き込む力がある。
現状でも素敵なライブだっただけに今後の活動にも期待大である。
それが愛だから – 癖になる即興ループ
ARARA店長かとぺさん率いる「それが愛だから」は、即興ループで独自の雰囲気を作り出していた。
音の重なりが生み出す独特の世界観は、一度体験すると忘れられない。
もう一回見たくなる、なんか癖になるライブだった。
即興なのにこんなに心地よいサウンドスケープが作れるなんて。
音楽の可能性を感じる瞬間だった。
nervouShapes – ついに実現した対バン
札幌の「nervouShapes」は、ずーっと名前が気になっていたユニット。
ついに対バンすることができて感激である。
しかし初対バンが函館になるとは思いもよらなかった。
こういった出会いを作ってくれるのも函館ARARAである。本当にありがたい。
ベース+チップチューン+エレクトロがミックスされた独自のサウンドが心地よかった。
あと、ベースのしょーまくんが同い年というのもうれしい発見。
音楽的相性も良さそうだし、今後も一緒にやっていけたらうれしいなぁ。
öwson – 函館ヒップホップの真髄
函館の「öwson」、久々にライブを見たけど、またかっこよくなっていた。
流れるようなリリック、グルーヴ感あふれるビート、すべてが絶妙。
「ああ、ヒップホップっていいなぁ」
ってなるライブである。
好き。それ以上の言葉はいらない。
不屈の卑屈 – 東京からの刺客
東京から来たシュールコア「不屈の卑屈」は世界観マックスで最高だった。
独特の歌詞と音楽性が融合して、唯一無二の空間を作り上げていた。
特に「家族ゲノム」は癖になる曲だし、MVが最高なのでぜひ見てみて欲しい。
遠路はるばる函館まで来てくれた彼らのパフォーマンスは、この夜の大きな収穫だった。
自分自身のライブを振り返って
そして自分自身のyukkeromとしてのライブについて。
4月の集大成という感じで、一番気持ちを乗せることができたのではないかと思う。
思想マシマシ。二郎系ラーメンならエベレスト級の山が完成するレベルでマシマシ。
とにかく気持ちがいいライブだった。
PAのきしだくんをはじめ、最高の環境を用意してくれた皆さんには感謝しかない。
音響、照明、会場の雰囲気、すべてが絶妙だった。
音楽は一人では成り立たない。
支えてくれる人たちがいてこそ、最高のパフォーマンスができるのだ。
お誘い、お待ちしてます。
今後、yukkeromとして決まっているライブは今のところない。
でも、見たい人がいたらぜひぜひお誘いして欲しい。
新しい出会いと再会を楽しみにしている。
音楽の旅は続く。函館、また必ず遊びに行きます。
(追伸:今回もぶんぶく茶釜は最高だった。この件についても別記事でまとめたい。)