やってしまった。またやってしまったのである。
先日、ファズペダルを買ってからというもの、私の中の何かが崩壊した。
というより、理性がファズで飛んだと言った方が正確であろう。
あれよあれよという間に、ペダルが増え、ボードが重くなり、財布が軽くなり、心は満たされた。
──そして今日、新たなボードの住人を迎え入れる。
それが、Miura GuitarsのM2 Compression / Limiter。

元Xotic guitarの方がやっているブランドらしい。三浦だけどアメリカ製。
触ってみた感想を一言で言うならば、「気づいたら上手くなった気になるヤバいエフェクター」である。
音の粒がスーッと揃って、低音も無理なく持ち上げてくれる。
かといって、
「おい!今コンプしてるぞ!音圧アゲアゲだぞ!」
といった体育会系コンプとは一線を画す。
あくまで上品で、クリア。
まるでハイブランドのスーツのようなフィット感。
着てるのに、着てないみたい。いや、着てるけど着てる感がない。
でもちゃんと整ってる。そんな謎の高級感を感じる1台である。
M2にはLEDが二つ付いていて、ひとつはオンオフの状態、もうひとつはかかり具合を表示する仕様。
しかもこのかかり具合LED、ぼんやり光る。
そう、「わたくし、今コンプしてますのよ。」みたいな、
控えめながらも存在感あるアピール。
なんておしゃれなんだ。
なお、今回の購入をもって(到着していない分も含めて)、私の「必要最低限のエフェクター揃えよう計画」は無事(?)完了した。
経済力は大人の特権である。
使わないと損だ。
いや、損してるのは未来の私の預金残高かもしれないが、それは未来の私に任せておこう。
とはいえ、いい機材に囲まれると、自然と湧き上がってくるのが”この音に見合うプレイをしたい”という思いである。
エフェクターの力を借りて、少しずつでも上達していきたい。
ULTIMALAのリハでも、次は「お、なんか今日いいじゃん」と言われるように日々精進である。
というわけで、本日の総括、
Miura M2 Compression、買ってよかった。
音が整うと、人生まで整った気になる。
それでは、エフェクター沼の次なる一手でまた会いましょう。