ULTIMALAのライブ出演で小樽に遠征した際、小樽の町中華”五香飯店”に行ってきた。

五香飯店、小樽に行くたび必ず訪れるお店である。
厨房で中華鍋を振る腰の曲がったおじいちゃんの姿だったんですよね。
長年の修行で極めた武道家のように、絶妙な手さばきで鍋を振る姿を見るのも、この店に来る楽しみの一つだった。
しかし、今回は少し違った。
対バンのメンバーと話して、五香飯店に行く話をしたところ、おじいちゃんが亡くなったと知らされたのだ。
なんとも寂しい話である。
もうあの中華鍋を振る背中を見られないと思うと、何とも言えない気持ちになった。
だけど、店の味は健在。
変わらぬ美味しさを提供してくれたのはとても嬉しいかった。
私のおすすめは、7個入り800円の餃子である。

ジャンボでボリューム感があって、もちもちの皮と旨味満載の餡。
バンドメンバー全員大絶賛だったので、間違いない味だと思う。
おじいちゃんのいない厨房は少し寂しくなったが、その味を受け継ぐ店員さんたちが、彼の想いを引き継いでいるのだろう。
次に小樽に行った時も、また五香飯店に足を運ぶつもりだ。
いや、むしろ五香飯店の餃子を食べるために小樽へ行くまである。
それくらい、五香飯店の味は特別なのだ。
気になった人はぜひ食べに行ってみてほしい。
小樽の中華、アツい。
ちなみにあんかけやきそばもうまい。


