副業の誘惑。

最近、自分の職場で副業が正式に認められるようになりました。

もともと会社の風紀に関わらない限り、副業OKというスタンスの会社だったんですが、昨今の情勢を鑑みて、副業が規定に盛り込まれたようです。

そんな副業の機運が高まる中、僕はフリーランスのライターの仕事とブログの収益化(一部)をやめることにしました。

ここ数年、SEOライティングをやってみて感じたのは、世の中には人の欲望を刺激するコンテンツが本当に多いということ。

趣味のことについてまとめつつ、「何かを買ってもらうように仕掛けをする」とか、「クリックしてもらう導線をつくる」とか、そういうことに時間をかけてブログを作成することが不毛に感じるようになりました。

特に昨年、Googleアップデートで検索順位が大きく下がったあたりから、こういう感覚が強くなりましたね。

ライターやブロガーに関する情報のスピードはすごく早くて、常にSEOなどの勉強が必要だと感じました。

その勉強に時間をかけるなら、Web関係よりも音楽関係をもっと深く学んでいきたいですね。

限られた時間を、いい音楽やいいステージを作るために使っていきたいです。

「物やサービスを買いたい」と思わせるコンテンツは、頭のいい人が作ると本当に知らぬ間に欲望を作られている感じがします。

先日、マルチ商法の勧誘について行った時、

「今の生活に満足していない、もっと有意義に時間を使いたい」

「もっと稼ぎがあればもっと自分のしたいことができる」

「嫌な仕事を辞めて、自分が本当にやりたいことにうちこめる」

といったことを言っていたのを思い出しました。

振り返ってみると、自分がライターやブログ収益化に向けてのモチベーションも、正直こうしたものでしたね。

収入を増やすことに時間を費やすことも大事ですが、

満たされていると感じられる時間を増やしたり…、

あえて非生産的な時間を作ってみたり…、

自分のミッションを大事に行動したりすることも大切だと最近気づき、そんなに無理に副業をしなくてもいいかなという結論に至りました。

仕事に関しても、福祉職にしては好条件の職場にいるから、こういうことが言えるのかもしれませんが、恵まれている環境に感謝しています。

自分の軸や価値観を大事にしようと、改めて感じた35歳の夏でした。

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